それは本当に子どものためになるのか…

2024年11月14日 18:43
カテゴリ: 先生の考え

3歳の娘のために買ってきたズボンなのですが…

よく見ると…

こう書いてありました。
全く気が付かず…💦

このズボンは前・後ろがどちらでも大丈夫なようです(๓´˘`๓)3歳の子どもだと、まだ前と後ろが曖昧なことがありますから、こういうズボンだと履き間違えがなく、安心ですね✌

………

本当にそれでいいのかな?
って思います。

前、後ろが分からないから、どちらでも良い商品が開発される。それは子どものためになる、優しいことのように思いますが、

こういう商品を通して幸せになるのは「子どもではない」と思っています。

今回の前・後ろがどちらでも良いズボン
だけでなく、
・底にゴムのついた皿やコップ
・解けない靴紐

など、子どものための便利な工夫の施されたグッズはたくさんあります。

そういった商品は「子どものため」ではなく、本当は「親の手間を減らすため」

にあると感じています。
1番幸福を得られるのは親ではないでしょうか。

私も子育て世代ですからよく分かるんです💦

忙しい時に牛乳をこぼされたり、服の着替えもままならなかったりして、手間が増えるのは本当に大変です。
特に朝に起きたら最悪です( -᷄ ω -᷅ )

だから、そういった親御さんの手間を減らし、時間を確保するためにこういった商品が開発されてきたのではないかと思います。
我が家も例に漏れず、右左が分かりやすくなるシールを靴に貼っています。

私はこういった商品が全て悪いとは思いません。こういう商品があることで、救われるご家庭があって、子ども自身も負担が少なくなるのであれば、良いことだと思います。

でも、それに頼ってばかりいると、
子どものうちに経験すべき失敗や知識獲得までのプロセスなどを削ぐことになり、結局は子どもの成長速度を遅くしてしまい、皆が悲しい思いをすると思います。

日常生活において子どもには傷がつかないくらいの小さな失敗は必要だと思っています。
失敗を通して、知識を獲得したり、逞しさを育てたりと、成長に必要な学びがあり、それは何ものにも代えがたいと思います。

日常に失敗をしないグッズを使っても良いと思いますが、頼りすぎてしまわないようにすることが大切だと感じます。

子どもの「未来」のために何が大切なのか、見直すことも必要なのかもしれないなとズボンを通して感じましたので、ブログでまとめてみました。

長文を読んで頂き、ありがとうございました‪(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゚

記事一覧を見る