話を聞くことをとても大切にしています。
子どもはまだまだ教えてもらう立場です。教えてもらったことをしっかり身につけられるように、話を聞く態度、姿勢については口酸っぱく言っています。
ところで、高校野球などでよくある、監督が何かを言った後に、
「ハイッ!!」
と、大きな声で返事をしているシーンをテレビなどで見たことはありませんか?
私はこのシーンが好きで、子どもたちにも大きな声で「ハイッ!」と、返事をさせたい時期がありました。
でも、いろいろ試して気がついたことは…
「ハイッ!」って大声で返事してもらうことに自分が酔ってない?
「ハイッ!」って言ってるけど、本当に子どもは理解してる??
と、いうことでした。
特に小さい子は元気よく返事します。でも、
「じゃ、何が分かったの??」
と、尋ねると…
だいたいこんな顔になります💦
(この子がいつもこうだと言うわけではありません。この子はとても話がよく聞ける子です。たまたま近い表情になった瞬間の写真というだけです。あしからず…)
「ハイッ!」と、返事をすることを反射的に行っているだけで、その実、中身は全く分かっていないということがたくさんありました。
本末転倒ですね…(¯―¯٥)
なので、
元気な返事を求めるより、分からないことを聞ける子に育てられるようにしよう。
と、考えるようになりました。
だから、私たちの道場は返事が小さめです。びっくりするくらい返事の声が小さいです。
でも、
「先生!次は右からですか?」
「先生!これは1人何回やりますか?」
「悪かったところを直したいので教えてください。」
と、積極的な質問が多いと思います。
元気な挨拶、返事はとても素晴らしいです!それが出来て中身がしっかり伴っていれば、最高です\((* °ᗜ°* ))/
でも、それを両立するのが難しそうだったので、うちは元気よりも深く理解出来ることや質問できる環境を大事にしています。
何が正解と言うわけではありませんが、私たちはこうやって子どもを育てています。