10月からのクラス編成について

10月から以下のようにクラス分けを変更します。
皆様の予定が大きく変わらないように検討しましたが、ご確認をお願いいたします。

≪曜日別 新クラス分け≫

画像を拡大してご確認ください。

≪従来のクラスの変更点 また 新クラスの特徴≫

①【時間の変更】 初級クラス 13:00~15:00

初級クラスを従来より30分長く行います。
このクラスは負担をかけないために90分のクラスでしたが、練習時間が短いことで出来る内容が限られてしまい、余裕がなく、かえって生徒に負荷をかけるところがありました。

これからは2時間の練習を基本とし、体づくり、基本、移動、形、組手と満遍なく練習が出来る環境にしていきます。

②【新クラス】中・上級クラス 土曜日15:00~17:00

現在、緑帯以上の専門クラスがありませんでしたので、新設します。
覚えるのに時間がかかる基本移動2やセイエンチンなどを帯級が上の子が集まり、取り組んでいきましょう。

従来の選手クラスの子で、サイファが覚えられている子もこのクラスに参加してください。
撃砕を覚えたい、頑張っていきたい子は初級クラスに参加してください。
競技力の前に、皆で基礎・基本の能力を高めていきましょう。

③【新クラス】形クラス 水曜日19:00~20:30程度(不定期開催)

習得が難しく時間のかかる形(例 タイキョクまわし受け、セイエンチン、クルルンファ)などに取り組みます。

審査会前には審査に必要となる形、大会前には大会に必要な形の特別練習日とします。
あくまでも開催は不定期です。
毎週参加しなければならないようなことにはしないように、取り組む形をしっかりと考えていきます。

≪新しい空手の取り組み方≫

この変更によって、新しい空手の取り組み方が出来ますので、ご紹介いたします。

段位取得コース 【高学年から中学生以上】

これまで、中学生以上になると空手を競技として取り組むしかありませんでした。
ただ、これからは小6の段階で選手クラスに所属していない茶帯や水色帯などの有級者が増えてくるかと思います。

これからは週3回、基本技術習得を大切に練習が出来るため、
そういう子たちが中学生になっても黒帯をあきらめないために空手を続けやすい環境になります。
競技スポーツではなく、生涯スポーツとして取り組む道を広げていきます。
(ただ、黒帯になるためには技術レベルを上げていく必要がありますので、難易度は上がっていくことはご承知ください。)

また、中学生になると部活動との兼ね合いも出てくるかと思いますが、こちらもこのコース取りをすることで解消されることが出てくるかと思います。
以下に中学の活動についてまとめます。

【部活動の地域移行に基づく、中学生での空手の取り組みについて】

中学生になると部活動に所属する子が多くなると思います。

ただ、中学校での部活は地域移行の方向へと向かっています。既に神戸市では完全に地域移行されました。
これからは部活動だけでなく、地域のクラブチームでの活動も重要視されていきます。

伊勢市スポーツ課にも確認を取りましたが、

地域のクラブチームでの活動実績が、高校入試の前期選抜などで必要とされる内申書の「特別活動の記録」として、加点されることになります。
加点の幅については受け取る高校側に採点の基準があるので、どれくらい有利になるかは分かりません。
でも、皆さんが中学校で空手を続けることが高校受験にプラスになることは間違いありません。

具体的には…
✅全国大会や県大会での入賞記録
✅全国大会の出場
✅各地オープン大会での入賞
✅剛柔会での段位取得(少年初段、少年2段)
✅全日本空手道連盟公認段位取得(少年初段、少年2段)

などがあります。
大会に出ていく選手クラス所属の生徒は段位に加え、大会での成績を重ねていくよう努力していくことが良い方向へとつながっていくと思いますが、

選手ではない、また選手として頑張っていたが成績が上がらなかった子も段位取得が内申書に加えられるのであれば、空手を頑張っていくことに意味が出てくると思います。
剛柔会2段から公認2段まではコツコツ積み重ねていくことで十分取得が可能です。

この道であればメインの部活動を大切にしつつ、自分のペースで空手を続けていく道も出来ていくかと思います。

せっかく始めてくれた空手です。皆さんの進学のお役に立ちたいと思っています。
そこまで頑張ってくれると嬉しいなと思っています。

≪選手クラスの活動の変化について≫

現在、県大会だけでなく、いろんな地方に試合に出ています。
選手は本当に一生懸命に頑張ってくれていますが、形においても組手においても、常に

「基本技術の足りなさ」

を痛感します。
何でもない時は練習通りのプレーが出来ますが、少し慌てたり、プレッシャーがかかると、空手の動きから離れたバタバタした動きをする子が目立つように思います。

空手が小学生のスポーツとして認可され、道場も週7日練習しているところも少なくありません。空手で生計を立てている先生も増えました。
練習環境だけでも、うちよりも整っているところが多い中、さらに空手に全てをささげるような保護者もSNSでよく見かけるようになりました。「子どもの空手が私の全て!」といった投稿も多いです。
私としては小学生の時期は、この時期にしか経験出来ないことを大切にして欲しいと思っているので、空手に子育ての全てを全フリするのは辞めて欲しいと思っていますが、いずれにしても、現状の【週2回+選手クラスのテクニック練習】では追いつくことが難しい環境になってきたと感じています。

練習回数を増やす必要があると思っていますし、そういう時期に差し掛かったと思います。
しかし、増やすべきは基本。身体操作。
技術よりも基礎・基本を重視したいと思います。

以前にもお伝えしていますが、選手クラスは「中学生以上で活躍できる選手育成」を目指しています。
その為に週3回しっかりと基本練習をし、骨太の選手育成を目指していきます。テクニックの練習は重ねれば重ねるほど、怪我のリスクが高まります。また、動きが限定されることで選手としての伸びが遅くなることもあります。1年生の時に全少優勝の子が高学年になると勝てなくなるケースは本当によく見られます。

育成は晩成型を目指す。そのために遠回りのようで近道なのが基本技術なのだと思っています。

しかしながら、近代化された空手では基本練習だけでは追いつかないことも多いです。ルールも半年毎に変わっているように思います。月に1度から2度程度集まり、意欲のあるメンバーで技術練習に励みたいと思います。

選手クラスの基本的なコース取りとしては
🗓火・金曜日…一般クラス
🗓土曜日…自分の帯級に適したクラス
(帯が低くてもサイファやセーパイが出来る子は中・上級に参加して良いと思います。また上のクラスの子は土曜日の午後から全て練習参加しても構いません。)
🗓日曜日…月1~2回程度の選手クラス
(自分に適したクラス。上のクラスの子は下のクラスから1日参加可。)
または遠征への参加

そこに水曜日の形クラスや、上級形との組み合わせ。

という形になっていきます。